括約筋の大冒険。


「サーンちゃんv」
久しぶりに降り立った島。偶然に、妙に機嫌のいいエースに声をかけられて、後ろを振り向いた。
「エースじゃねえか。ひさしぶりだな。なに、なんかようか?」
見れば片手にはヤケにでかい紙袋を抱えている。
「もしかして、食材か、それ?おれに料理して欲しいのか?」
エースが抱えてくるならばかなり期待できる。彼は弟と違ってわりとグルメなのだ。
「んー。それもいいんだけど、ちょっと違うんだなー。ま、サンちゃんの船行ってから話そうぜ?」
にっこりと笑われて、訳がわからないまま、野郎2人で連れ立って港へ戻る。市場での買い物が途中だから、
なるべく早いとこ済ませたいと、サンジは思っていたのだが。

「エー・・・ス・・・なんだ、それ・・・?」

紙袋から出てきたのは、ヤケにバカでかいディルドゥ。たぶん腕の太さくらいはゆうにある。見慣れてるゾロの
ナニのサイズよりもでかいかもしれない。

「んー?大人の玩具?」
しれっと答えるエースに、サンジは驚愕のあまり涙目で怒りだす。
「そんなのは、見りゃわかる!おれが玩具嫌いなの知ってるくせに、なんで、そんなもん持ってきたんだよ!」
差し出されたソレをはねのけ、頭を抱えた。サンジだってそれなりに経験があるからその玩具の使用目的
なんてひとつなのは見当がつく。でも、そんなの無理だ。ぜったいはいらねえ。使えねえ!
「いや〜、サンちゃんさあ、前に言ってたじゃない?『ゾロのアレがデカすぎてつらい』って。だから協力して
あげようかと思ってv」
「え、おれのせいなの?てか、頼んでねえよ、そんなもん!」
・・・語尾のハートマークが無茶苦茶おそろしい。ナニする気だ、このヒト。
「な、サンちゃん。使ってみなよ?気持ちいいぜ、すっっごく。」
言うやいなや、あっという間に引き寄せられてキスされる。エースのキスはテクニシャンで、毎回腰が崩れる
くらい気持ちがイイ。おまけにとっても手が早い。今回も用心していたのに、このていたらくだ。
「ふ、あ、も、やめろ、って、買い出し、しねえと、おれ、」
「だ〜いじょうぶ、すぐおわるし?」
言いながらサクサクと服を脱がされて、あっという間に全裸にされる。
うわ、この状態ですぐ済むなんてウソだ、絶対。
 エースは鼻歌まじりでサンジのカラダを弄りまわしてくる。胸で色づく赤い実を舌で転がし、びくりと跳ねる
カラダをこともなげに押さえつけ、股間のソレを緩やかになでまわす。決定的な快感を与えてもらえずに
焦れて啼きがはいるサンジをなだめすかし、ディルドゥと一緒に持ってきたジェルを手のひらにとって、
ゆっくりと、後孔に指を挿入した。
「あ、ああ!や、だめ、だめだってば、エースっ・・・!」
くい、っとサンジのナカでエースの指が暴れだす。刺激でペニスが立ち上がり、身動きできない状態に
追い込まれた。
「サーンちゃん。おれにまかせてよ、ね?」
イイところに小刻みに刺激をおくられて抵抗できず、もう頷くしかなかった。

「は、あ、!も、や、は、入んねえ、って・・・っ」
ペニスを口で宥められながら、着実に指が増やされていく。ジェルにはどうやらその気になるクスリが
混じっていたらしく、後孔のふちがじんじんとして疼いている。こんなコトしてるところをゾロに見られるのが
すごく恐い。けど、カラダは疼きっぱなしで、もうやめてくれとも言えなくなってきている。
「・・・ほら、4本入った。もう少しで拳が入るよ。」
「じ、実況中継、しなくていい、か、ら!」
リアルな感触がゾロへの罪悪感を崩してゆく。気を抜けばあられもない声を恥ずかし気もなく上げてしまい
そうで、少しでも気を散らそうとサンジは両手で顔を覆った。
エースとスルのは好きだけど、こんなの、気持ちいいけど、イヤだ。玩具でイクくらいなら・・・この際エースの
でもいい、我慢する。
「も、・・・や、・・・そ、れ、や、」
「ん?おれの、入れて欲しいの、サンちゃん?」
エースのもすでに臨戦態勢で、ガチガチに固くなっている。サンジはソレを撫で擦り、なんとかハーフパンツから
引きずり出そうと試みる。
「う、わ、積極的・・・、惜しいけど、ダメだよ、サンちゃん。今日はコレを使うんだろ?」
バカでかい、ディルドゥ。エースの顔が、悪魔に見えた。

「コックのやろう・・・どこほっつき歩いてんだか。」
夕刻、夕闇が迫る頃。甲板に重い足音が降り立つ。
街中で散々迷子になってやっと戻ってきたゾロは、少し腹を立てていた。本来なら、今頃はコックとおちあって
いたはずなのだ。それなのに、いくら待ってもサンジは姿を見せなかった。いったいどこへ消えたのか。
理由もなしに約束をすっぽかされて、またオンナのケツでも追っかけているんだろうと、ため息をつく。
ヤツの女好きは異常だ。こうなったら、酒でも飲まなきゃやってられないと、どかどかと足音を立ててラウンジに近づく。
勢いよくドアを開けようとして、中から話し声が聞こえることにようやく気がついた。
「ん、あ、だ、ダメ、裂ける、やめ、ろ、え、エース、ふあ!」
驚いたことに、消えたコックが中にいるらしい。そして最悪なのは、エロい事をされてるときの声が中から
聞こえてくるってことだ。・・・相手は誰だ!?
「大丈夫、もう半分入ってる。イタイだけじゃないだろ、な、サンちゃん。」
この声は。あいつだ。エースだ。やたらとサンジにちょっかいをかけてくる、ルフィの兄貴。中からは衣擦れの音と
一緒に、なだめすかすようなキスの音が聞こえてくる。
一気にアタマに血が上った。

「何してやがる、てめえら!」

鬼徹を抜刀して踏み込んでみれば、ラウンジの床の上、あられもない姿をさらしたコックがエースに組み
敷かれていて、後孔には、なんだかウソみたいなでかさの玩具が突っ込まれていた。ほんのり上気した肌は
その行為が苦痛だけじゃないことも雄弁に語っていて、それがゾロにはなおさら腹立たしい。
「おや、ゾロじゃねえか。お邪魔してるぜ。」
ディルドゥを小刻みに動かす手は止めずにふざけた挨拶を投げつけてくる船長のアニキに、問答無用で斬りつける。
おれのもんに何してやがるんだ。
「うわ〜、あぶねえな。そんなに怒るなよ。アンタのナニがデカすぎるって言うから協力してやっただけだ、
今回サンちゃんには入れてないし、ちょっとしゃぶっただけだし。」
エースは食えない笑みを浮かべて、自分を追いかけ回す剣士に使えないフォローを入れた。後ろから
追いかけるゾロはこめかみに何本もの青筋を浮かべ、鬼のような形相で迫ってくる。
「待て!てめえ、おとなしく斬られろ!」
「イタイからいやだv じゃあな、サンちゃん v それはやるからふたり仲良くな〜」
エースはあっという間に甲板から飛び降り、そばに止めてあったらしい自分の船で去っていく。あと一歩のところで
追いつけなかったゾロは、ぎりぎりと歯噛みをしながら鬼徹を鞘に納めた。イライラした気持ちのままラウンジに
戻れば、コックがさっきの姿のまま取り残されていて、潤んだ目でゾロを見上げてくる。
「ぞ、ろ、な、何とかしてくれ、コレ、や、も・・・!」
よく見ればソレはうにうにと動いている。バカでかいディルドゥは実はバイブだったらしい。どっから手に入れて
きたんだ、あの疫病神。コックもコックだ、変なモン突っ込まれやがって。おれのだけじゃ足りねえのか。

「てめえは、男なら誰にでも股開くのか?」

仁王立ちでサンジの前に立ったゾロは怒りで顔を引きつらせている。こめかみに浮いたままの青筋がすごく
恐ろしい。確かに自分は快感に弱いけど、今回のコレは自分が望んだことじゃない、それを説明したいのに、
後孔に突っ込まれてるディルドゥが邪魔をして、うまくしゃべれない。
「あ、ん、ち、違う、わざ、と、じゃねえ、、から、早く、ぬいて・・・!」
中で蠢くソレはサンジにユルい快感を送り続けている。イけないのがじれったくて、早く生身のモノを感じさせて
欲しかった。
「ああ?ヌけってのは、イかせてくれってことかよ!」
だけどゾロは怒りで少々キレているらしく、サンジの懇願を曲解してさらに怒りを爆発させてしまい、いきなり
ディルドゥを掴むと、ぐいぐいとサンジのナカに押し込みはじめた。
「や、ゾロ、痛てえ、やめろ!」
「ふざけんな、コレがいいんだろ!てめえ、おれのじゃ満足できなくてエースにこんなもん突っ込んでもらって
たんだろうが!」
乱暴に押し込まれたため、サンジの後孔はかすかに血を滲ませはじめている。だがゾロはそれにかまわずに
根元までディルドゥを押し込んでしまった。
「ぞ、ゾロ、痛てえ、抜いてくれよ、コレ!」
震える手でディルドゥの根元を掴み、引っ張りだそうとするがうまくいかない。涙目で見上げたゾロの表情は
阿修羅のようで、それがまた恐怖心を呼び起こす。
「ああ?ふざけんな。てめえはおれのだけじゃ足りねえんだろ!?だったらこのままおれのも突っ込んでやるよ!」
言いながらゾロは自分のペニスを引っ張りだし、サンジの後孔に押し当てた。ギチギチとイヤな感触がして、
今度こそ本気でサンジは泣き叫んだ。
「いやだ!裂けちまう、ゾロの、本物のチンコじゃねえとイキたくねえっ・・・!」
現金なもので、とたんにゾロの動きがぴたりと止まった。荒く息をつきながら恐る恐る下を覗けば、後孔には、
ゾロのカリの部分までが入り込んでいる。よくまあこんなに広がったものだと、サンジは痛みに耐えながら
感心するが、これ以上何かされると括約筋が伸びきって、使い物にならなくなるんじゃないかとそっちのほうが
気が気じゃない。アナルコックなんて、冗談じゃない。シャレにもならない。後孔はすでに血まみれで、しばらくは
痛みと戦うはめになりそうだ。
「じゃあなんでこんなことになってんだ。」
ゾロが低い声でうなるように問いただしてくる。これ以上入れるのは止めてくれたが、いわゆる二輪指しのままで、
抜くこともしてくれない。返答次第ではホントに恐ろしい事態に発展しそうだ。
「話、聞いてくれよ、今回のは、事故、だって、わざとじゃねえっ!」
よく見れば、ゾロの目は悲しみに歪んでいる。約束フェチの彼にしてみれば、待ち合わせの約束をすっぽかされたこと、
事故とはいえ、サンジがまた自分以外の男といちゃいちゃしていたことが許せなかったようだ。
「おれだけか、久々の陸を楽しみにしてたのは?コック、てめえは久々の陸地だからおれ以外の野郎と
ヤりたかったのか?」
両腕を床の上で拘束され、顔を覗き込まれる。痛みで霞む目でゾロを睨みつけ、サンジは一気に言い放った。
「市場で買い物してたら、話があるって拉致られたんだよ!あんなデカイの、てめえのチンコだけで充分だ!
あれは、事故だ、エースには悪戯されただけだ!わかったら早く抜けー!」
ホントならこのまま暴れだしたいくらいだが、後孔が大惨事を起こしそうで恐くてちょっとも動けない。涙目の
まま睨みつけていたら、ゾロの目が、ふっと、緩んだ。
「サンジ・・・。」
ようやく後孔から異物感がなくなった。フィスト大のディルドゥが徐々に抜き出され、その感触に、ぞわりと鳥肌が
起つ。腸が圧迫される嫌悪感が消えて、ほっと息をつく。
「今は、てめえだけだ。信じてくれよ、ゾロ。」
「わかった。・・・わるかった。」
言いながら手加減無しできつく抱きしめられ、骨がみしみしと音を立てて悲鳴を上げる。
「い、痛てえってクソマリモッ」
今日は厄日なんだろうか。エースにはよけいなおせっかいを焼かれ、ゾロには誤解をされ、危うく後孔が使い物に
ならなくなるところだった。今だって、たぶん2、3日はなんにもできないくらいにサンジの後孔は傷ついてる。
生理現象ですら辛そうだ。だけどぐいぐいと押し付けられてくるゾロの股間はなんだかいつも以上にとんでもない
ことになっているようだ。・・・かんべんしてほしい。
「・・・あのよ。状況わかってっか?今日から2〜3日、しねえからな。てめえのせいで裂けちまってるから無理だ。」
言いながら腰と腰の間に手を入れて、押し付けてくるゾロのモノを強く指で弾く。血の匂いに反応したらしい
ケダモノにはこれくらいやったってバチは当たらないと思う。
「うを!なにすんだ、てめっ」
思いのほか強く弾かれてかなり痛かったらしい。ゾロは股間を手で隠し、少し涙目になっている。それで
少し溜飲が下がったサンジはにっこり笑ってしゃがみ込んだ。
「しねえけど、フェラぐらいはしてやるから。これでがまんしろ。」
あむ、っと口にくわえ、さっき弾いたあたりをちろちろと舐めまわす。少し萎えかけていたモノがぐん、と大きく
口の中で育ちはじめる。
「げんきんだな、お前のコレ。」
唇で竿を横にくわえ、下から上まで滑らせるように愛撫してから鈴口に溢れてきた先走りを舌先ですくいとる。
ちゅぱちゅぱとしゃぶっていると、どうやらゾロも我慢できなくなってきたらしく、頭を固定され、激しくペニスを
押し付けてくる。ディープスロートで喉の奥までソレを迎え、呑み込む仕草で強く刺激してやると、息が荒く
激しくなって、ペニスが引きずり出される途中ではじけとんだ。・・・口の中に残る、ゾロの味。こくりと残らず
呑み込んで、はじけた分も舐めまわす。顔の横ではゾロのペニスがまた凄いことになっているが、知らんぷりを
決め込む。これくらいの意趣返しはいいだろう。それよりも、後孔の傷の手当のほうが重要だ。アナルコック
なんて冗談じゃないし、使えなくなるのはもっと困る。

だってこれからもっと色々使う予定なのだから。


 おしまい。






@きんぞうさんのテーマは「大人の玩具」
うっは〜〜〜凄いことに!!
大丈夫かサンジの括約筋!!
でもでも@きんぞうさん、ゾロやってないyo!(そこかっ)
エース兄、相変わらず悪戯っこめ♪
今度はゾロのキョコンでガツガツお願いいたしますv
美味しいミッション、どうもありがとうございましたー!(>▽<)ノ